受胎とは、女の終着駅なのだろう…。まぶしいほどの夏、一人の妊婦がそこに居た。愛する人の子を宿し、女として幸せの絶頂にいるはずの彼女には、ただただ絶望しか映らなかった…。『もう、お腹の子なんてどうでもいい!!』そう言って、自らの身体を欲望のままに投げ出すのだった…。